【総ラウンド方式】確変ループ機(特図1&2共通振分)のトータル確率計算方法
トータル確率を自分で算出したい人も少なく無いと思う
そこで今回はパチンコの各種計算に必要なトータル確率の計算方法をお伝えしよう
トータル確率とは?
まず、トータル確率について説明しよう
トータル確率とは、そのパチンコ台で○玉得るために必要な回転数のことである。
CR真・北斗無双FWN(1/319Ver.)の場合、1R140玉でトータル確率は約1/9.45となり140玉の獲得玉を得るために約9.45回転が必要ということになる。
この数値を元にすれば、ボーダーラインや期待値の計算ができる非常に便利な数値である。
しかしその算出方法は色々なタイプの台が出てきたせいで複雑さを増している。
その中でも今回は一番一般的な確変機の計算方法を紹介しよう。
総ラウンド方式とは?
総ラウンド方式とは、個人的なネーミングでありアタッカーが1つの台で有効な算出方法である。
アタッカーが複数(規定上は最大2個)ある台については、総出玉方式での算出が有効である。
トータル確率を計算しよう
今回は、CR大海物語4MTBを例として計算していこうと思う
まずはスペック・ラウンド振り分けを確認
基本的なスペック・ラウンド振り分けについてはパチンコスペック解析を確認して欲しい
今回はより簡単に計算するため、大海チャンス(2R確変)は0R出玉なしとして算出する
実際に計算してみる
それでは実際に計算していこう
総ラウンド方式の場合、トータル確率の公式は
トータル確率 = 低確率 ÷ 平均連時ラウンド数となるので、平均連時の総ラウンド数を計算する必要がある。
順番は自由なので、好きな順番で計算して問題ない
継続率算出
CR大海物語4MTBは確変割合が55%
通常時の時短回数は100回
この条件を元に実質継続率を算出する
まずは通常45%の時短100回での引き戻し確率を計算する
“引き戻し確率 = 1-時短回数ハマる確率"で算出できる
時短回数ハマる確率の公式は、{1-(低確率)}時短回数となるため{1-(1/319.69)}100である
{1-(1/319.69)}100 = 0.2689・・・
つまりCR大海物語4MTBは時短中約26.9%で引き戻す事となる。
45%を引いた時の約26.9%で引き戻すため
45% × 26.9% = 12.105%の確率で継続することになる
これに確変割合である55%を足して、約67.1%が実質継続率となる
平均連を算出
実質継続率が算出できたら平均連を計算する
平均連は"100 ÷ (100 – 継続率)"で算出できるため
平均連 = 100 ÷ (100 – 67.15) = 3.03連
つまり、CR大海物語4MTBは初当り1回あたり約3.03連するスペックをしていることになる。
なお、V確変や特図1と特図2で時短回数の振り分けが違う場合はまた別途紹介するが計算式が異なるので注意して欲しい
特図毎の期待Rを算出
この台はアタッカーが1つのため、各特図のR数×割合を全て足せば、その特図で大当りした際の期待R数が出せる
①15R × 20% = 3R
②12R × 26% = 3.12R
③0R × 9% = 0R
④12R × 45% = 5.4R
期待R = ① + ② + ③ + ④ = 11.52R
①15R × 20% = 3R
②12R × 26% = 3.12R
③0R × 9% = 0R
④12R × 45% = 5.4R
期待R = ① + ② + ③ + ④ = 11.52R
特図1と特図2が共通のため、CR大海物語4MTBは大当りすれば11.52Rの期待R数があるということになる。
総ラウンド数を算出
平均連と特図毎の期待R数が出れば総ラウンド数を計算する。
今回の場合、確変機で特図毎にラウンド数も変わらないので単純に
期待R数 × 平均連 = 総ラウンド数
11.52 × 3.03 = 34.9056
つまりCR大海物語4MTBは初当り1回あたり、34.9Rを獲得できるスペックをしていることとなる
トータル確率を算出
総ラウンド数が出ればトータル確率を出すのは簡単である
トータル確率を立つ公式は
低確率分母 ÷ 総ラウンド数 = トータル確率(1Rあたり)
となるため
319.69 ÷ 34.9 = 9.16017・・・
CR大海物語4MTBの1Rあたりのトータル確率は約1/9.16となる
これをR毎にしたい場合は
15R・・・15 × 9.16 = 137.4
12R・・・12 × 9.16 = 109.9
このように計算できる
また1Rあたりの期待出玉は(14玉 – 1玉) × 9c = 117玉となり
CR大海物語4MTBは9.16回転で117玉を得られるスペックと考えて問題ない
ここからの計算でボーダーラインなどが算出可能となる
※1玉引くのはアタッカーに入る玉の分を引くためである
ボーダーラインの計算は下記記事を参考にして欲しい
まとめ
計算式ばかりで見辛い記事だったと思うので最後に簡単にまとめよう
①平均連を算出
②特図毎の期待R数を算出
③総ラウンド数=①×②
④1Rあたりのトータル確率を算出
これだけである
計算が面倒な方は、シミュレーション方式により算出しているので計算とは少しズレているがパチンコスペック解析の数値を参考にして欲しい
ほならまた