世界一不親切なランクアップバトルシステムの仕組み解説&当選期待度

2020年12月7日駄文

前回｢Pフィーバーアイドルマスター ミリオンライブ!｣のV-LOOPの不親切な解説をしました。
同時期のこちらもなかなか興味深い仕組みなので、不親切な解説をしようと思います。

V-LOOPの解説はこちら

世界一不親切なV-LOOPの仕組み解説とV-LOOP期待値

Pフィーバーアイドルマスターの登場によりその詳細が判明したV-LOOPであるが、複雑な仕組みをしている ...

 https://rest.pachinko-spec.info/poor-writing/318/

ランクアップバトルシステムとは?

藤商事の｢P FAIRY TAIL2｣に搭載された｢RUSH中はバトル敗北で次回期待度アップ｣というシステムである。

このままだとまぁ｢次回はリーチ確率下げて｣みたいな事を考えるかもしれないがそうではない
この台

RUSH中のリーチ確率は約1/28.5で固定なのである

それで期待度が上がっていく、一体どうやっているのか
まずはスペックを見ていこう

P FAIRY TAIL2のスペック

まずはスペックを知っておきたい
スペック全体を知りたい人は下記より

【ライトミドル】P FAIRY TAIL2 | ボーダー･トータル確率･ツール | パチンコスペック

P FAIRY TAIL2 JQD メーカーJFJ機種名P FAIRY TAIL2型式名P FAIRY TAIL2 JQD枠クリスタルエアー枠規則P ...

 https://pachinko-spec.info/spec/22274/

大当り確率

特図1→約1/199.8
特図2→実質約1/57.29(シミュ値)
(図柄揃い1/199.8と小当りのみ含む1/33.2)

特図2の大当り確率がシミュ値なのは、ランクアップバトルシステムの都合上計算で出していないからである
特図2は
図柄当り→1/199.8
小当り→1/33.2
この2つが抽選されており、どちらかに当選する確率は約1/28.47である。

何かに近い数字ではないだろうか?

そう、RUSH中のリーチ確率である
つまり、RUSH中のリーチは図柄当りと小当りのどちらかに当選していることになる

しかもこの小当り｢本来であればV入賞率1/1｣なのである
しかし当たらない、そこで出てくるのが小当りリミットである

この小当りリミットにて小当り時のV入賞を操作しているに違いない
そうだ、違いないんだ

では大当り毎の時短終了条件を見ていこう

時短終了条件

※時短最終回転と残保留での小当り当選はV入賞確定

･特図1
①時短77回or小当り1回･･･12.1%
②時短77回or小当り2回･･･10%
③時短77回or小当り3回･･･10%
④時短77回or小当り4回･･･9.6%
⑤時短77回or小当り5回･･･8.3%
⑥時短10回or小当り10回･･･50%

･特図2 図柄当り
⑦時短552回or小当り1回･･･100%

･特図2 小当り経由
⑧時短552回or小当り1回･･･0.8%
⑨時短77回or小当り1回･･･23.3%
⑩時短77回or小当り2回･･･20%
⑪時短77回or小当り3回･･･20%
⑫時短77回or小当り4回･･･19.2%
⑬時短77回or小当り5回･･･16.7%

ふむ、振分を考慮すると13個も条件があるが実際は被っているので、終了条件は7個である
でもここから2,000発フラグが見えてくる

2000発フラグはどうやって作る?

時短終了条件から2,000発フラグ発生条件は下記2つ
①条件に関わらず特図2図柄当りを引いた時
②特図2小当り規定回数到達時or時短最終回転or残保留時に、終了条件⑧を引いた時

時短終了条件⑥は小当りからの大当りはほとんど｢時短最終回転｣と｢残保留｣しかないので｢なんちゃらモード中でのバトル勝利時は2,000発｣ということになる
時短552回or小当り1回ならほぼほぼ当たるからね

そもそもどうやってV入賞させてないの?

時短終了条件がこれだけ細かいので｢電サポが拾ったりしてV入賞を阻害｣しているとしか言いようがないね
ここまで書いて飽きてきたからざっくり終了条件別の大当り期待度でも計算して終わろう
疲れた

時短終了条件毎の当選期待度

算出条件
･時短最終回転は残保留としてカウント
･上記より時短-1回+残保留5個計算
･小数点以下は適当に丸めてる
･割合は時短中のもの

各振分の実質的な当選期待度と大当り種別の割合である
図柄当り＝実質次回大当り確定となるので、現実的なところで｢小当りリミット3回｣くらいの時は、図柄揃い大当りに期待したくなる

こんな感じで今回は終わりだ